疲れた時にふと思います。
サーフィンをしている彼女の、ウェットスーツに生まれ変わりたいと。
彼女と一緒に大波に乗り、海と彼女の混ざり合う塩辛さを、全身で味わい尽くしたいのです。
ウェットスーツなら、彼女の肌にぴったりと寄り添えます。
波を切り裂くたびに伝わってくる、彼女の筋肉の力強い動きや、波の衝撃を、誰よりも近くで感じられるはずです。
彼女が海に飛び込めば、ウェットスーツの中は、二人だけの特別な場所になります。
外の世界とは遮断された、温かくて密閉された空間。
そこに、彼女の体温と海の冷たさが混ざり合います。
海水のしょっぱさと、彼女の肌から滲む汗の塩辛さ。
それが肌を伝っていく感覚。ウェットスーツになれば、彼女の荒い吐息も、緊張も、波を乗り越えた時の解放感さえも、自分のことのように味わえるはずです。
常に彼女の肌に密着している私は、彼女の心やコンディションの全てがわかります。
だからこそ、彼女が恋人と別れた時にもすぐに気づけるのです。
そんな時、私は彼女に語りかけます。
「あんなつまらない男なんかに、未練を感じる必要は一切ない。そもそも君とあの短小包茎男は最初から釣り合っていなかったのだ。悲しむことはない。君には、この無限に広がる海と、いつだって君を包み込んでいるウェットスーツの私がいるのだから」
ただの服としてではなく、彼女を一番近くで守りながら、彼女という存在そのものに溶け込みたい。
疲れた心を彼女に預けて、彼女の一部として、あの大きな波の向こう側へ一緒に飲み込まれたいのです。
サーフィン女子万歳!
アモーレ!
アス女応援団長:きのこ団長
